新潟県へUターン転職を考える際に、多くの方が「どれほど求人が出ているか」という部分を気にするのではないでしょうか。その際は有効求人倍率を確認すると参考になります。
有効求人倍率とは1人の求職者に対して、いくつ求人が出ているのかを表した数値で、ハローワークで紹介されている求人から算出します。厚生労働省が発表した2021年5月の情報によると、新潟県の有効求人倍率は1.30で、東京都の1.12よりも高い数値です。
同じ首都圏の神奈川県は0.78、埼玉県は0.94と、1.0を下回っています。東京都には企業が多いため求人も多く出されますが、それでも数値的には新潟県の方が上回っているのです。
次に賃金についてはエリアごとの最低時給で比較してみると、正社員の収入なども違いが見えてきます。新潟県の最低時給は831円(2020年10月~)で、東京都の場合は1,013円(2019年10月~)です。新潟県の方が約200円安いですが、家賃や物価は地方の方が安いという点を考慮すると、決して不利とも言えません。
東京都周辺は鉄道網が発達しており、電車通勤する人が多いです。新潟県は車社会で、最も人口の密集する新潟市であっても、車通勤する人は多いです。
新潟県は都心よりもスムーズに通勤でき、通勤時間が長くなりにくいと言えます。そのため、距離的に広い範囲で求人を探しやすいでしょう。このように新潟県は求人において、東京都などの都会よりも有利な点が数多くあるのです。新潟県へのUターン転職は、一度検討してみる価値はあると言えるのではないでしょうか。